3 しな藍格子帯






しな藍格子帯(シナ格子染)
【仕立て】かがり仕立て(間き)
【素 材】シナ
【備 考】かたい
     徐々に柔らかくなります




【作品のご紹介】
日本の二大原始布のひとつで、シナの木の柑皮を灰汁で煮て、堀づけにし、条を手縞みし、手徴りをし、型染をしたおしゃれ帯です。小物など維み合わせ次第で、奥冬を除いてはいつでもお便いいただける帯です。お若物通の方は年中身に若ける方もいます。木の索材であるため、弾力があり、丈夫です。使うごとに色が変わってゆきます。緯や小紋など、改まった場所以外で、広くコーディネートが楽しめます。雪国である東北の春らしの中で、必要で生まれたシナの条が今日このような帯になっていることを思うと、感慨深いものがあります。


【ご愛用頂くためのポイント】
締める前に霧を吹いたり、浴室利用の後の湿気などを含ませると、締めやすなります。使い終わった後も、霧を吹いてあげて時間を置くこと折皺も元に戻ります。


【この帯の魅力】
この帯は、シナ布であることと格子ならではの楽しさがあります。着物の表情が大きく変わります。可愛らしくも、楽しくもあり、すこしだけ粋な雰囲気が出てきます。