しな糸無地帯(シナ生成)
【仕立て】かがり仕立て(間き)
【素 材】シナ
【備 考】かため
徐々に柔らかくなります
【作品のご紹介】
日本の二大原始布のひとつで、シナの木の樹皮を灰汁で煮て、糠づけにし、糸を手績みし、手織りをし、型染をしたおしゃれ帯です。小物など組み合わせ次第で、真冬を除いてはいつでもお使いいただける帯です。お着物通の方は年中身につける方もいらっしゃいます。木の素材であるため、弾力があり、丈夫です。使うごとに色が変わってゆきます。紬や小紋など、改まった場所以外で、広くコーディネートが楽しめます。雪国である東北の暮らしの中で、必要で生まれたシナの糸が今日このような帯になっていることを思うと、感慨深いものがあります。
【この帯の魅力】
全く何もしていない自然そのままの色を平織りした帯です。自然から生まれた作品の酸醐味を味わえます。織り込まれた糸にシナの木の樹皮のそれぞれの色が重なり合って織りあがっているのが魅力です。
【ご愛用頂くためのポイント】
締める前に霧を吹いたり、浴室利用の後の湿気などを含ませると、締めやすくなります。便い終わった後も、霧を吹いてあげて時間を置くと折皺も元に戻ります。