
畝綾織(灰色)
【仕立て】単衣・袷 両方
【素 材】絹
【作品のご紹介】
かつての養蚕農家では、作り出した上質な糸はすべて都へ送り出していたといいます。しかし、家族の為に大切な絹糸をすこしずつ、こっそりと貯めたものだと聞きます。そのなけなしの絹糸を家族のために織るときは裾が切れないよう、膝が抜けないよう織りの手間ひまを惜しまず、畝織りや綾織りを掛け合わせて、丈夫な着物を織り上げたそうです。その技をあえて作り手にお願いしてつくってもらった一枚が、この作品です。その織り方によって斜めに伸び、動きに添ってくれるため、とても着心地がよいです。更に、その織りによる光沢感は独特なものがある。非常に帯が映える着物です。

しな糸無地帯 和紙絹もじれ織帯むらさき しな藍格子帯 しな糸織藍有色帯 古代紙布帯・市松・畝 柿渋諸紙布帯 しなぼかし帯 和紙絹もじれ織帯グレー 手紡綿古代紙 寄せ絹八寸帯(ぜんまい) こざん刺しの帯