20年この仕事を通じて、多くの方に出会いました。みなそれぞれに事情を抱え、経験してきたからこそ語られた言葉は、ときに弱くなり、ときに迷い悩む私に、そのどんなときでも、力をくれる言葉です。そのほんの一部ですが・・・。
ほころびがひとつくらいあったっていい。 どんなに美しい仕上げも、使うことに勝る仕上げはない。 使い込まれた様子は、暮らしの足跡。 心で見る。 遠くを見ていれば、今の遠くは遠くに思えない。 だれかのためにと思うと強くなれる。 涙がこぼれたら、同じ空を見て、同じ月を見ているから。 人生で出会わなければならない人は、自分。 人は弱くなったとき、何でもないことまで身に染みる。 人は弱いもの。それも生きる本能かもしれない。 よかったね、生まれて。 宙ぶらりんにも、意味も価値もある。 遠くを見ていれば、走ることも止まることもできる。 人生ももの作りも、 さまざまのせめぎ合いの中で生まれるから美しい。 人は大きな自然の中のひとつ。 今の自分は大きな流れの中のひとつの点。 今日も精一杯の一日でありますように。